<D.ドルンブルート&ゾーン>ドイツ最小の手巻ムーブメント
D.Dornblüth & Sohn
2016.1 (1) ST
ドイツ/カルベにて、親子二代にわたって時計作りに携わってきたD.ドルンブルート&ゾーン。今回は彼らの作品から、3/4プレートを用いるドイツ最小の手巻ムーブメントを使用したモデルをご紹介します。
このモデルの一番の特徴は31mmというケースサイズにあります。写真では伝わりづらいのですが、写真左の42mmと比べるとかなり小ぶりに感じられます。このサイズ感は1920~30年代のヴィンテージウオッチを思わせ、ボーイズサイズとして小ぶりな時計を好まれる男性だけでなく、女性も楽しめるのではないでしょうか。
文字盤のデザインはシンプルかつ、視認性に優れたアラビア数字を用いています。青焼きを施した針とシルバー素材に数字をプリントした文字盤の組み合わせは、時間の読み取りやすさを求められる、船舶用のマリンクロノメーターや、デッキウオッチをモチーフとしています。
ムーブメントは2番目の自社開発となるCal.2016を使用しています。26,6mm小さいながら、ドイツ時計でイメージされる3/4プレート、青焼きのネジを用いたシャトン止め、テンプ受けの彫金など、見所はたっぷりです。
ドルンブルートは針、文字盤、ケース、ムーブメントに至るまでほぼすべてを自社で製造するため、針の形状や文字盤の変更、ムーブメントの仕上げ変更など、細かなカスタマイズにも対応しています。年間生産120~180本程度と限られた生産量だからこそ可能なこだわりの作品、ぜひお手に取ってお楽しみください。
D.Dornblüth & Sohn
2016.1 (1) ST
手巻、SS、ケース径:31㎜、防水性:3気圧防水
価格(税込):880,000円
日本橋三越店 竹下