Atelier de Chronométrie (アトリエ・デ・クロノメトリ)

AdC #6

 

スペイン/バルセロナにて、193040年代に作られたヴィンテージの名品をベースにモノづくりを行う<アトリエ・ド・クロノメトリ>。現代的な工作機器を用いることなく作られる作品は、そのすべてがオンリーワンのビスポークウオッチです。今回はシェルマンよりオーダーした#6をご紹介します。

過去の名品を扱ってきたシェルマンのオーダーから生まれたこのモデル。ダイヤルデザインはセクターダイヤルをベースに1からデザインされました。クロノメーターの時計に見られるシンプルなデザインながら、リーフ針の存在感によりメーカーの独自性をアピールしています。

なんといってもこの時計のサイズ感の良さは特筆すべき点です。35mmという現行品ではなかなか見られないサイズにより、控えめながらバランスよく腕になじみます。普段からヴィンテージを好む方には特に興味を持たれる部分ではないでしょうか。

ケース素材は18金のグレイゴールドを使用。金の素材から作成している彼らのつくるケースは、一般的なロジウムメッキを施したホワイトゴールドに比べ、落ち着いた輝き持ちプラチナに近い質感です。ケースの仕上げもポリッシュとヘアラインを巧みに使い分け、メリハリのある仕上がりとなっています。

ムーブメントはヴィンテージの名機を元に作成されています。元々のパーツはごく一部のみ使用され、各パーツの磨きはそのどれもが一つ一つ美しく仕上げられています。ルーペでの鑑賞にも耐えられる数少ない時計の一つではないでしょうか。

 

日本橋三越店では、18KYGケースを用いた37.5mmの#7も店頭にご用意がございます。そのサイズ感や作りの違いなど、ぜひ比べてご覧ください。

 

Atelier de Chronométrie

AdC #6

手巻き、18Kグレーゴールド、ケース径:35.0mm、防水性:1気圧防水

価格(税込):5,830,000

 

日本橋三越店 竹下

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています