モリッツ・グロスマンから登場したこの日本限定モデルが目指したのは、時代や流行に左右されることのない、不変の魅力を放つ「究極のクラシックスタイル」です。そのデザインはあえて過度な主張を排し、日常に品良く馴染む選択がなされています。ケース、ダイヤル、針、そしてムーブメント、そのすべてが完璧に調和した姿は、良質なアンティークウォッチだけが持つ「黄金比」のような完成度を感じさせます。
現代のトレンドに一石を投じる「ヘビーケース」の妙
現代の小径モデルが薄型化を競い、ドレスウォッチへと傾倒するなか、本作はケースにあえて適度な厚みを持たせてあります。37mmという絶妙なケースサイズと、この心地よいボリューム感の共存。それが、スーツスタイルからカジュアルな装いまでを網羅する、「万能なバランス」を生み出しています。

神は細部に宿る。職人技の結晶
丹念に仕上げられた極細の針は、繊細な美しさと抜群の視認性を両立させています。まさに職人技の結晶とも言えるこの針一本を見ても、アンティークの銘品に通ずる「神は細部に宿る」という精神が息づいていることを実感いただけることでしょう。
効率とは無縁の哲学「キャリバー102.1」
内部で鼓動する「キャリバー102.1」もまた、効率を優先する現代のモノづくりとは無縁の哲学を貫いています。容易な「ハイビート化」をあえて避け、精度を追及するには極めて高い部品精度を要求される「ロービート」を採用。振動数を抑えることは、パーツの摩耗を最小限に留め、機械としての長寿命化を叶えるという大きな利点があります。過度な負荷をかけず、ゆったりと時を刻むその設計は、メンテナンス性を高め、世代を超えて受け継がれるための必然の選択なのです。
そこには、長い年月をともに歩むことを前提とした、高級時計メゾンとしての揺るぎない矜持が込められています。ドイツ・グラスヒュッテという地で、中世より続くマイスター制度に根ざした信頼と誇り。この比類なきタイムピースを身に纏うたび、スペック上の数字では表せない職人の情熱が使い手の心に深く響きます。
【お問い合わせ先】
日本橋三越本店 本館6階 ウォッチギャラリー / シェルマン TEL: 03-6225-2134
伊勢丹新宿店 本館5階 ウォッチ / モリッツ・グロスマン TEL: 03-3352-1111 大代表

37 Arabic Japan Limited in Rose Gold
【15本限定】
価格:9,350,000円税込み

37 Arabic Japan Limited in Stainless Steel
【18本限定】
価格:6,380,000円税込み
手巻き(Cal.102.1)、振動数: 21,600振動/時、
ケースサイズ 直径: 37.0 mm 厚さ: 9.2mm、
パワーリザーブ :約48時間、ダイヤル:シルバー無垢製、
風防:片面反射防止加工をしたサファイアクリスタル、
ストラップ:手縫いブラウンアリゲーター


「MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)」を選ぶという審美眼
ドイツ・グラスヒュッテに本拠を置く、最高水準のクラフトマンシップを誇る独立系時計メーカー。「最も美しいドイツの職人技(Schönstes deutsches Handwerk)」を哲学に掲げ、年間生産本数もごくわずか(数百本程度)に抑え、手作業による完璧な時計作りを追求しています。ブランド名は、19世紀にドイツ時計産業の聖地グラスヒュッテの発展に大きく貢献した伝説的な時計師、カール・モーリッツ・グロスマン(1826〜1885年)に由来します。彼はA.ランゲ&ゾーネの創業者であるフェルディナント・アドルフ・ランゲらと共に、グラスヒュッテの時計産業の礎を築きました。時計製造会社の経営だけでなく、1878年にドイツ時計学校を設立し、理論と実践の両面で後進の育成にも尽力した重要人物です。
歴史的なグロスマン氏の工房は彼の死後途絶えていましたが、2008年に時計師のクリスティーネ・フッター氏が、その名と哲学を受け継ぐ形で「モリッツ・グロスマン」をグラスヒュッテの地に再興しました。彼女は、グロスマン氏が目指した「完璧な時計」のビジョンを現代に蘇らせ、伝統技術と最新技術を融合させたマニュファクチュール(自社一貫生産)ブランドを設立しました。
モリッツ・グロスマンの時計は、その圧倒的なまでの手仕事のクオリティと、独自の機構に特徴があります。ムーブメントはもちろん、針に至るまで、ほとんどの部品を自社で製造。特に、グラスヒュッテにおいてムーブメントと針の両方を自社製造する唯一のメーカーとされています。

