このコラムでは、時計選びのポイントとして「視覚的なサイズ感」についての考察を行ってまいりました。過去の記事はこちらをご覧ください。

第一回 文字盤の大きさ(ベゼル幅)

第二回 文字盤のデザイン

第三回 ケースの厚みとサイドの形状

 

今回は番外編として、銀座三越で取り扱いのあるダイバーズウォッチにフォーカスしてみたいと思います。

「ブルーダイヤル / カレンダー付 / 3針」という同じ仕様の2本を比較してみました。

実寸は以下の通りです。

(左)MAURICE LACROIX「AIKON VENTURER」

(ケース径:43.0㎜ ※文字盤直径:約31.0㎜)

(右)WEMPE「IRON WALKER AUTOMATIC DIVER

(ケース径:42.0㎜ ※文字盤直径:約33.0㎜)

大きな違いは、ダイバーズウォッチの特徴でもある回転ベゼルの位置ですが、配置がガラス(風防)の外側か内側によって印象が大きく異なります。

第一回目のコラムでは“文字盤の大きさ(ベゼル幅)の違いによって印象が変わる“とご紹介させていただきましたが、右の時計のように文字盤が大きい場合でも、ガラスの内側に回転ベゼルが収まることで、例外的にすっきりとした印象になります。

MAURICE LACROIX「AIKON VENTURER」 Ref.AI6058-SS002-430-1

自動巻き、SS、ケース径:43.0㎜、30気圧防水  税込価格:269,500

アイコンシリーズの特徴的なベゼルデザインをそのまま回転ベゼルにした、ダイバーズモデルです。インデックスの形や針の太さが変更され、文字盤にはサンレイ仕上げを施したことで、よりスポーティーな印象になっています。

 

WEMPE「IRON WALKER AUTOMATIC DIVER」Ref.WI200002

自動巻き、SSケース、ケース径:42.0㎜、30気圧防水  税込価格:495,000

内側に落とし込まれた傾斜のインナーベゼルにより立体感が生まれる、非常に計算されたデザインです。2つのリューズの内側にのみリューズガードが配置され、ダイバーズウォッチながら非常にすっきりとしたデザインですので、まさにラグジュアリースポーツを体現している時計ではないでしょうか。

 

 以上で「腕時計のサイズ感の考察」のコラムは終わりとなりますが、このほかにも時計のサイズ感を左右する要素は沢山ございます。銀座三越店では様々なモデルを実際に腕に乗せて比較していただけますので、是非ご自身にぴったりの1本を見つけてみてください。

スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

銀座三越店 鈴木

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています