NOMOS GLASHUTTE(ノモス グラスヒュッテ )
タンジェント 35 春

<ノモス グラスヒュッテ >が日本限定で製作した「FOUR SEASONS」から、
タンジェント「春」をご紹介いたします。


「FOUR SEASONS」は<ノモス・グラスヒュッテ>を代表するモデルである「タンジェント」をベースに、2019年の秋から1年をかけて発表された日本限定のモデルです。
その名の通り日本の四季をイメージして文字盤を作製、革ストラップもそれぞれの季節に合わせて日本の伝統技術である草木染を用いて仕上げた、日本らしさを随所に感じさせる時計です。


春をイメージした時計らしく黄色に染められたストラップに合わせ、文字盤のリングにはライトグリーン、アラビア数字のインデックスにはダークグリーンが使われています。

革ストラップの染色に使われたのは「槐(えんじゅ)」という植物。あまり聞きなれない名前ですが、街路樹や公園、学校などに植えられていて、7〜8月にかけて白い蝶の形をした花を咲かせるそうです。名前は知らなくても実は身近で見かけていた植物かもしれません。草木染には蕾が使われるそうですが、白い花を咲かせるのに草木染では黄色い染料となるのも不思議です。

「槐」という言葉がどこに使われているか探してみると、日本史の教科書に出てくる鎌倉幕府三代将軍、源実朝の歌集に「金槐和歌集」として用いられているのがわかりました。改めて調べたところ、「槐」は「出世の木」として大切にされており、朝廷の大臣の位は「槐門」(かいもん)とも称されていました。金は「鎌」を意味するのとあわせ、「金槐」とは「鎌倉」「(右)大臣」」の和歌ということだったのですね。1つの言葉で、歴史が急に身近に感じられます。


「FOUR SEASONS」の草木染ストラップはそれぞれ1本限りとなっているので、同時に別素材の替え用ストラップが付属しています。「タンジェント35 春」でご用意しているのはブラウンのシェルコードバンストラップ。写真のように、装着するとまた違う雰囲気で楽しんでいただけます。
ドイツと日本の伝統技術のモノづくりが融合した<ノモス グラスヒュッテ >の「タンジェント35 春」、ぜひ店頭でご覧くださいませ。

NOMOS GLASHUETTE(ノモス グラスヒュッテ)
タンジェント 35「春」
Ref.:TN35HARU
手巻き、SS、ケース径:35mm、3気圧防水、日本限定60本

銀座三越店 中崎

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています