LANG&HEYNE 
GEORG

ドイツ東部ドレスデンのウォッチメーカー<ラング&ハイネ>の角型モデル「ゲオルク」のご紹介です。

独特の質感によって凛とした雰囲気を纏うエナメルホワイト文字盤に、熟練の職人によって手仕上げで制作されたブルースチールのランセット針が美しく印象的です。

3次元を意識した自社ムーブメントのCal.VIII(8)。他メーカーでは見られない独自性のあるムーブメントデザインで、輪列歯車一つにつきステンレススチール製のブリッジを一つ設け、通常は隠れてしまう各パーツの動きや細部の仕上げまでご堪能いただけます。

オープンワーク化したムーブメントを採用したのは、細かなパーツ1つ1つに施された徹底した仕上げに対する自信の表れでもあります。例えばブリッジを固定している青いネジですが、面取りがされた上にブラックポリッシュという仕上げを施しています。これは素材がまわりの風景を鏡のように映しこんで“黒光り”するまで磨くという職人泣かせの仕上げで、これをさらに焼きを入れて青くするブルースチールネジとなっています。

ぷっくりと盛り上がった穴石ルビーの中心に覗く歯車の軸の先端を注視すると、丸く鏡面仕上げになっています。

分割されたブリッジによって強調された丸穴車と角穴車の歯と歯の間は、鏡面仕上げと面取りが施されています。ここまでくると、もはや時計師の執念すら感じてしまいます。

天府の軸受け石にはルビーではなくダイヤモンドをセッティング。 “宮廷時計”の伝統を引き継いでいるメーカーですが、ダイヤモンドのカットは<ラング&ハイネ>が一番美しいと考える現代のカット方法を採用。ただ伝統を受け継ぐだけではなく、現代の技術を取り入れながら良いものを作り上げるというメーカーとしてのポリシーを感じさせます。

徹底した仕上げが施された珠玉の作品を、ぜひ店頭にてご覧ください。

 

LANG&HEYNE
GEORG

手巻き(Cal.VIII)、振動数:18,000A/h、パワーリザーブ:約55時間、ケース素材: PT、
ケース径:40 mm x 32 mm、厚さ: 9,4 mm、防水:3気圧
価格税込:8,470,000円 ※2022年10月現在

 

日本橋三越店 園田

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています