2026年314日(土)15時、日本橋三越本店 本館6階の「cal.BAR」へ、ブランド創業50周年という大きな節目に、スイスから3代目CEOエリー・ベルンハイム氏が来日。世界を巡る「ザ・レガシー・ツアー(THE LEGACY TOUR)」の東京公演として開催された、トークイベントの模様を早速レポートいたします。

 

15時ちょうど。満員となった会場にエリー氏が登場すると、大きな拍手が沸き起こりました。彼は創業者の孫として、2014年からこの家族経営のメゾンを率いています。創業家ならではの温かみと、独立企業を率いるリーダーとしての力強い眼差しが印象的です。

 

「独立」だからこそ貫ける、誠実な時計造り

エリー氏がプレゼンテーションの冒頭で強調したのは、「Independence is a state of mind(独立とは精神の在り方である)」という言葉でした。〈レイモンド ウェイル〉は、現在では数少ない、完全な独立を保つファミリー経営の時計ブランドです。大資本の株主に縛られることなく、自分たちの理想とするデザインや音楽への愛をダイレクトに投影できることが最大の強みです。

1976年の創業以来、現在は70カ国、2,000以上の販売拠点を持ち、年間8万本以上の時計を届けるグローバルブランドへと成長しました。手に取りやすい価格帯で、スイス製の高品質な時計を提供し続けています。

 

1976年、逆境から始まった50年の歴史

トークはブランドの夜明け、1976年のジュネーブから始まりました。クォーツショックの渦中、スイス時計産業が未曾有の危機にあり、多くのブランドが消えていく時代でした。当時50歳だった創業者レイモンド・ウェイル氏は、あえて自身の名を冠したブランドを設立するという「大胆な決断」を下しました。50歳で夢を追った彼が創ったブランドが、いま再び「50周年」という時を刻んでいる。エリー氏は、この数字の重なりに宿る運命的なパッションを熱く語ってくれました。

 

音楽・アートへの愛

ブランドの創造性は、音楽やアートに深く根ざしています。バスキア、デヴィッド・ボウイ、ビートルズといった伝説的アイコンとのコラボレーションは、その象徴です。

また、創業50周年を記念し、1994年にロイス・グリーンフィールド氏が撮影した「ダンサーズ」キャンペーンをリバイバル。彼女は肉体が重力から解放される瞬間を射抜く現代写真の巨匠であり、CGを使わず「0.1秒以下の奇跡」を定着させるその手法は、時を刻むリズムと肉体の躍動感を見事に融合させています。

 

 50周年記念モデルと新作の発表

今回のハイライトは何と言っても、創業50周年を記念した限定モデルがサプライズで紹介されました。まだ公式発表前なので、詳細は控えさせていただきますが、ブランドの粋を集めた究極の一本です。 また、GPHG 2023で「チャレンジ・ウォッチ・プライズ」を受賞した「ミレジム(MILLESIME)」コレクションの2026年の新作「タキシード」モデルも披露されました。1940年代のブルズアイダイヤルの魅力を現代に蘇らせた、ヴィンテージウォッチファンであれば、ささる“デザインではないでしょうか。

 

 「未来へ刻む、次の一秒」

エリー氏は、2026年にジュネーブの旧市街に新たなフラッグシップ・ブティックをオープンすることを誇らしげに発表し、「どれほど時代が変わろうとも、本物の価値と情熱は決して色褪せない。これは私たちの物語の新たな一章です。」と締めくくりました。

 

貴重なアーカイブモデル

熱いトークの後は、エリー氏が本国スイスからこの日のために用意してくださった、50本もの貴重なアーカイブモデルを公開。ブランドの軌跡を直接辿れる圧巻のラインナップに、お越しいただいたお客様も見入っていらっしゃいました。

 

50周年記念モデルのオーダー会

イベント後半には、まだ一般非公開の50周年モデルの受注会も実施。エリー氏が一人ひとりのお客様へ直接、時計に込めた思いを伝える姿が印象的でした。最後には、会場に展示されたロイス・グリーンフィールド氏の作品を背景に、皆様笑顔で記念撮影を楽しまれていました。

 

シェルマン恒例イベント:cal.BARデスクにサインを記入するエリー・ベルンハイム氏

イベント終了後、恒例となった「cal.BAR」へのサイン式。実はエリー氏は20252月にも来日いただいている為、今回は2度目のサインとなります。

 

今回のイベントで、エリー氏と〈レイモンド ウェイル〉ファミリーの情熱に直接触れた私たちは、改めてこのブランドの持つエネルギーに、深い感銘を受けました。この特別な空気感を、ぜひ皆様にも店頭で体感していただきたいと願っています。

 

 

現在店頭では、〈レイモンド ウェイル〉 50周年アニバーサリーフェアを引き続き開催中!

エリー氏が語った「Independent state of mind(独立した精神)」から生まれた時計たち。その本物の価値と情熱を、ぜひ店頭でお手に取って感じてみてください。

■シェルマン日本橋三越店
会期:202634()~331()
会場:日本橋三越本店 本館6階ウォッチギャラリー/cal.BAR
TEL: 03-6225-2134

■シェルマン伊勢丹新宿店
会期:202634()~331()
会場:伊勢丹新宿店本館5階 ウォッチ/ レイモンド ウェイル
TEL: 03-3352-1111
大代表

■シェルマン銀座三越店
会期:202634()~331()
会場:銀座三越本館6階 シェルマン
TEL
03-6228-6911

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています