〈RESSENCE(レッセンス)〉Type8 INDIGOが本日正式リリースとなりました。
2024夏から始まった ISETAN 限定モデル【INDIGO】の為に作られた特別なタイムピースです。

INDIGO=藍染めとは日本に古くから伝わる藍を使った染色技法です。
冷たい中にも深みと温もりを感じさせる藍染めの色は、世界では「ジャパンブルー」と呼ばれており、日本を代表する特別な色です。
今回、「INDEPENDENT WATCHMAKER」のキーマンに後述する藍染めの歴史をお伝えし、共感・共鳴頂いたうえで各メーカーに独自の解釈で【INDIGO ISETAN LimitedEdition】をデザイン・製作頂きました。

RESSENCE Type 8 INDIGO
レッセンス タイプ 8 インディゴ 伊勢丹限定モデル
価格: 価格: 4,950,000円(税込)
ケース:チタニウム
サイズ:直径42.9mm
キャリバー:ROCS8 自動巻き
パワーリザーブ:約36時間パワーリザーブ
限定数:8本

Type8をベースモデルとした今作の最大の特徴はシルクを用いて木の年輪の様に覆われたダイヤルです。
藍の色を表現する素材の最適解は、藍染されたシルク糸と判断した〈レッセンス〉は、原料となる藍色の栽培から染業まで一貫して行う徳島県の「BUAISOU」と提携しました。
光の加減によって生まれる藍色の濃淡や艶感、そしてシルク糸が持つ質感によって、唯一無二の表情を覗かせます。

 

チタニウム製のダイヤル上に、0.2mm径のシルク糸を渦巻き状に貼り付けています。
もともとダイヤルと風防のクリアランスはわずか0.25mmということもあり、その解決策としてダイヤル自体を掘り下げ糸を一つ一つ貼り込みしていきます。
文字盤に糸を使用することは時計製造において珍しく、シルク糸をチタン製の文字盤に接着する繊細な作業は、ジュネーブの有名なアトリエで熟練した職人によって2日間かけて丁寧に行われます。

CEOでありインダストリアルデザイナーでもあるベノワ・ミンティエンス氏は時計を手掛ける際、まず人間工学に則ったデザインから時計製作に入ります。
今回のベースモデルType8も時・分のみの表示をフォーカスしたミニマルな機構を備え、時間をシンプルに読み取れる視認性の高いタイムピースです。

「RESSENCEにとって[Metier d'art (メティエダール)](芸術的な手仕事)を取り入れた初めてのタイムピースになった」と語るベノワ氏。新しい発想を続ける〈レッセンス〉の特別なタイムピースをこの機会にぜひご覧くださいませ。

●お問合せ先
伊勢丹新宿店 本館5階 ウォッチ / レッセンス
TEL:03-3352-1111(大代表)

 

●インディゴ(藍染め)の歴史
藍染めに使われているインディゴは人類が知る最古の染料と言われています。日本には約1500年前の奈良時代に中国から朝鮮を経由して伝わったといわれています。黒く見えるほど深く染まった深い紺色は「勝色(かちいろ)」と呼ばれ、「勝利」を意味する縁起の良い色とされ、甲冑の染め物や祝いの席などに用いられました。
鎌倉時代には武士が「勝色」を着る習慣が定着していました。
戦いでは死ぬだけでなくケガをする可能性があるため傷の化膿を防ぐ抗菌・止血作用のあるとされる藍染めの下着を着用していたといいます。
その後、剣道着や武道着に藍染めが施されるようになり、明治時代には藍染めの鮮やかで深い藍色が「ジャパンブルー」と呼ばれるようになりました。

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています