ドイツの独立時計師ステファン・クドケ氏が、2007年に立ち上げた<KUDOKE>。昨年のGPHGでは自身二度目となる部門賞を受賞し、益々注目を集めています。
今回は自社ムーブメントKaliber1を搭載したハンドヴェルクコレクションより、「クドケ1」をご紹介致します。

 

シルバーの文字盤はインフィニティ・ハンドと呼ばれる∞をかたどった青焼きの針が印象的。シンプルながらスモールセコンドは9時位置に配置。左右非対称のレイアウトが他にはない独自の表情と奥行きを文字盤にもたらしています。

 

ケースは程よい厚みと大きさで、短めのラグが高い装着感を生み出します。リューズはクラシカルな雰囲気のオニオンリューズで、大き目なので巻き上げがし易く、手巻時計の醍醐味である巻き心地も抜群です。ややケースの厚みよりも小さい為、手首に跡が付きにくいのも嬉しいポイントです。

 

ケースバックから覗く自社製ムーブメントは、クドケ自身が所有するアンティークの懐中時計から着想を得たもので、地板やテンプ受けなど独特なデザインです。テンプ受の彫金は彫りが深く、陰影のある美しい仕上がりです。彫金と時計の組み立ての両方を行えるクドケならではの美しさを楽しんでいただけます。

 

 

シンプルなダイヤルと独特なデザインのムーブメントとのギャップも魅力的なKUDOKE1。デザインはもちろん針や彫金など細部までこだわって作られたクドケらしい作品です。独立時計師のこだわりが詰まった作品を是非、お手に取ってご覧ください。

ご来店心よりお待ち致しております。

 

<KUDOKE1>

手巻き、ケース:ステンレススティール、ケース径:39.0 mm ×厚み10.0 mm 、防水性能:5気圧、パワーリザーブ:約46時間、

価格:1,760,000円(税込) ※2025年10月現在

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています