BREMONT
SPECIAL EDITION BOEING 100
パイロット経験もあるニック氏とジャイルス氏の兄弟によって、2002年にイギリスで創業した<ブレモン>。幼少時代は、元英国空軍のパイロットであり、航空工学博士だった父親の作業場で、飛行機作りの手伝いや古い機械式時計の修理などから、様々な技術を学んでいきました。現在は時計の設計、製造、組立と出来るだけ多くの工程をイギリスで行い、自国の時計産業を再興するため、様々なコレクションを発表し続けています。
今回はコレクションの中からボーイングの生誕100周年を記念して作られた限定モデルをご紹介します。
彼らが手掛ける時計は、Trip-Tickと呼ばれる3ピース構造(ベゼル、中胴、裏蓋)のケース、9層の反射防止加工と硬化技術が施されたサファイアガラス、そしてCOSC(スイス公式クロノメーター検定機関)の取得によって、堅牢性と高精度を兼ね備えています。
ケース素材にはTi6‐4が採用されています。チタンの中でもより軽く丈夫な作りのため、航空機産業においては、機体やエンジン部分にも使用されている素材です。特徴的なベゼル、ラグ、中胴のケースデザインから、ひと目でブレモンの時計だとわかります。また、リューズには、ボーイングのドリームライナーに採用されているカーボンファイバーの複合材を使用しており、操作性の向上のためにローレット加工を施しています。
裏蓋にもTi6‐4を採用しており、ボーイング社のロゴマークが刻印されています。ムーブメントと裏ブタの間には、ブルーのラバー製アンチショックマウントが3方向にセットされており、衝撃を吸収する役目を担っています。
飛行機のタービンをイメージして作られたローターも、コラボレーションならではのデザインです。
文字盤やベルトの色合いは、ボーイングブラウンと呼ばれていた古い航空機時代のコックピットをイメージしたものです。当時、パイロットが少しでもリラックス出来るようにとデザインされたものです。イエローのGMT針も相性は抜群です。3時位置には1926年に誕生した‘‘ボーイング トーテム ロゴ’’を、6時位置には創立した年である‘‘1916’’の文字があしらわれています。
鋭い形状のクロノグラフ針は、同シリーズのみに採用されているデザインで、ボーイング社のロゴマークを彷彿させるようなデザインになっており、特別なモデルだということが分かります。ぜひ一度店頭でご覧下さいませ。
BREMONT
SPECIAL EDITION BOEING 100
自動巻き、パワーリザーブ:42時間、チタン(Ti6-4)、ケース径:43.0mm、10気圧防水、
クロノグラフ、GMT
世界限定:300本
価格:979,000円(税込) ※2023年1月現在
銀座三越店 上野