HABRING²
Felix 

<ハブリング2>はオーストリア生まれの独立時計師リチャード・ハブリングと、妻マリアの2人によって立ち上げられました。メーカー名の「2」には夫婦2人で歩むという想いが込められています。伝統的な手仕事を大切にし、年間生産本数は200本ほどと少数生産ながらも、年に一度開催される世界の高級時計の祭典ジュネーブ ウォッチ グランプリ(GPHG)で部門賞を4度受賞するなど、世界的に高く評価されているインディペンデントウォッチメーカーです。ご紹介する「フェリックス」も2014年のGPHGで「小さな針賞」を受賞した作品となります。

 

サテン仕上げのシルバーホワイト文字盤は、1分毎のミニッツマーカーと、6時位置の “made in ~” を省き、装飾性を抑えることでシンプルに仕上げています。

 

ブルースチールの針は、手作業でステンレススチールに焼き入れをして制作し、さらに分針は時針に当たらない絶妙な角度で曲げられています。

 

厚さ7㎜の薄型ケースは着け心地が良く、ベゼルの傾斜とラグの丸みにより、シャツの袖口にスマートに収まります。また、サイドケースをヘアラインにすることでメリハリがつき、視覚的にも一段と薄く感じます。

 

シンプルで壊れにくく、修理しやすい構造を意識して製作された自社ムーブメントCal.A11Bには、コートドジュネーブやペルラージュのような装飾は施されておりませんが、素地の段階で丁寧に仕上げられているため、洗練された美しさをもちます。

現ラインナップのベースとなる初の自社ムーブメント搭載モデル「フェリックス」は、華美なことはせず、実用性を大切にする彼らの哲学が詰まった傑作です。

Felix

手巻き(Cal.A11B)、パワーリザーブ:約48時間
SS、ケース径:38.5mm、防水性:3気圧
価格:825,000円(税込)

銀座三越店 小林

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています