1673年(延宝元年)に創業した三越は、日本で初めて「デパートメントストア宣言」を発した百貨店として、 その歴史を積み重ね、今年350周年を迎えました。その記念すべき年を祝うべくシェルマンは、いくつかのメーカーに350周年モデルの製作を依頼。その中の1つ〈D.ドルンブルート & ゾーン〉のスペシャルモデルをご紹介させていただきます。
私たちがD.ドルンブルート & ゾーンの取扱いを始めたのが2018年、親子2代での時計師である彼らのモノづくりは、計器を思わせる非常に見やすいアラビア数字、ムーブメントの4分の3プレートやテンプ受けの彫金など、時計愛好家を惹きつけて止みません。2019年にディルク氏が来日した際に、彼の思いや人柄に触れたことで、何かオリジナルモデルを作ることが出来ないかと考えていました。
今回のモデルのテーマとしては、D.ドルンブルート & ゾーンの時計の源流ともいえる、マリンクロノメーター、デッキウォッチといった、過去の時計のエッセンスを取り入れることでした。
縦のヘアラインを施した真鍮ダイヤルはブロンズカラーに仕上げられ、針の形状も通常とは異なるくびれを強く取り入れた形状に変更しています。数字はエングレービングを施したうえでインクを流し込む古典的な仕様であり、6時位置には三越350周年モデルであることを示す、1673が控えめに赤い数字でエングレービングされています。
ベースは自社製ムーブメント搭載のクイントス2010.1クラシック。一見、手巻きのシンプルな機能に見えますが、巻切りを防止する独自の機構を搭載しており、トランスペアレントバックから見てとれます。4分の3プレートに、シャトン留め、スワンネック緩急針に、彫金を施したテンプ受けなど、ドイツらしいムーブメントの仕様です。また、細かなネジ一つひとつが‟青焼きネジ“となっています。
技術的に難しいとされる3重のサンバーストが角穴車に施され、文字盤に合わせた梨地仕上げのYGDメッキのムーブメントは、天府受けのみロジウムメッキでSV色となっている特別仕様です。
この5本限定のスペシャルピースは、2023年8月16日(水)~8月29日(火)まで開催の日本橋三越ワールドウォッチフェアでご覧いただけます。
【事前予約も受け付け中】※ご興味がある方は下記よりお問い合わせください。
日本橋三越本店 本館6F ウォッチギャラリー/シェルマンTEL: 03-6225-2134
D.DORNBLÜTH& SOHN
Mitsukoshi 350th anniversary model (Limited to 5)
ケース : ステンレスティール製
キャリバー : Cal.2010(手巻式)
ケースサイズ : 38.5(径)mm 、10.0(厚)mm
防水性能 : 3気圧
パワーリザーブ : 約52時間
限定5 本のスペシャルピース
価格: 2,860,000円(税込)
※8月16日の日本橋三越ワールドウォッチフェアで発売