URBAN JÜRGENSEN(ウルバン ヤーゲンセン)
Jurgensen 1745 Collection
Ref.1140L Rose Gold
目の肥えた時計愛好家から注目されるこのブランドの歴史は、1773年にデンマーク王室御用達の天才時計師として名を馳せたウルバン・ヤーゲンセンが、コペンハーゲンに工房を構えたことに始まります。デンマークとスイスの2ヵ国で繁栄を誇った「ウルバン ヤーゲンセン」でしたが、20世紀前半に一族が工房経営から撤退し一時休眠状態に。1978年に時計師かつコレクターでもあったペーター・バウムベルガー氏が同社を買収。その歴史と技術にリスペクトを捧げる彼の手腕により、再びこの名門ブランドの歴史が時を刻み始めました。
今回ご紹介させていただくモデルは「Jurgensen 1745 Collection Ref.1140L Rose Gold」。ウルバン ヤーゲンセンの真骨頂であるティアドロップラグのケースに、上質なギョーシェ彫りが施された文字盤、18KRGのバーインデックスに、ブルースチール針という古典美を追求し、凝縮させた美しさを持っています。
熟練の職人により手作業でひとつひとつ模様が刻まれたギョーシェ文字盤は、繊細かつ気品ある風格を兼ね備えています。
このブランド特有の針に目を向けると、リング部分はローズゴールド、バトン部分はブルーのコンビネーションとなっています。驚くべきは単なる着色ではなく、別パーツを組み合わせた針という事です。具体的には、リング部分は18Kローズゴールドを、職人が手作業で削り出し磨きをかけ、バトン部分は青焼きを施し、それぞれのパーツを組み合わせて一つの針を表現しているということです。さらに時針の円形部分の形状にご注目いただくと、非対称に設計されており、文字盤の中心から針の先端に向かってボリュームを先細りにすることで、針全体の優雅さを高めています。
優美な曲線を描く、華麗なフォルムのケースサイド。“ウルバン ヤーゲンセン”を象徴するティアドロップのラグは、50tの圧力で鍛造、熱処理を繰り返し行い、手作業で研磨された上で、溶接のラインが見えないようケースに接合されています。
ムーブメントはCal.P4を搭載。72時間のロングパワーリザーブを兼ね備えています。
量産はせず、全てにおいてハイクオリティな時計作りをしており、年間生産本数はわずか100本程である為、中々ご覧いただける機会も少ない逸品です。ぜひ、店頭にてご覧ください。
URBAN JÜRGENSEN(ウルバン ヤーゲンセン)
Jurgensen 1745 Collection
Ref.1140L Rose Gold
手巻き(Cal.P4)、21600A/h、パワーリザーブ:72時間、18KRGケース、ケース径:40.0㎜、3気圧防水
税込価格:4,070,000円
日本橋三越店 園田