CHRONOSWISS(クロノスイス)
レギュレーター マニュファクチュール
ドイツで創業し、現在はスイスに本社を構える時計メーカー<クロノスイス>より、「レギュレーター マニュファクチュール」をご紹介いたします。
<クロノスイス>は1983年にドイツ人時計師であり時計コレクターでもあるゲルト・R・ラング氏によってドイツ/ミュンヘンにて創業されたメーカーです。現在はスイスのルツェルンにエナメル工房も併設した本社を構えています。
創業当時より、ギョーシェ装飾の施された文字盤、玉ねぎ型のリューズ、ケースに刻まれるコインエッジ、ネジで止められたラグなど、クラシックな時計作りを続けている時計メーカーですが、中でも<クロノスイス>を代表するデザインといえば、時・分・秒の針がそれぞれ独立して位置する「レギュレーター」ではないでしょうか。<クロノスイス>が1988年に発表以来、多くの時計メーカーでも同様の機能が発表されるようになりましたが、<クロノスイス>では文字盤を立体的な造形とした「フライング レギュレーター」を発表するなど、他社の追随を許さない独自の進化を遂げています。
今回ご紹介する時計は、ギョーシェ装飾が施された文字盤に、18KRGケースをあわせることで、重厚感のあるクラシックなレギュレーターモデルです。
「レギュレーター」というデザインは、時・分・秒の針がそれぞれ独立しているとご紹介しました。実は、針の形がそれぞれ違うのがお分かりいただけますでしょうか。青焼きされた美しい針は、蓋を閉じたままでも時間がわかるよう針の形を変えたハーフハンターケースの懐中時計を彷彿とさせるデザインです。分針の先が僅かに曲げられ、レイルウェイインデックスに近づくことで視認性を高めているところも、クラシックな時計作りを踏襲しています。
この時計のもう一つの魅力はスターリングシルバーの文字盤に刻まれた美しいギョーシェ装飾です。よく見ると、文字盤中央から外側に向かって放射線状に彫られている模様と、インダイヤルに彫られたギョーシェの模様が違うことがお分かりいただけると思います。一口にギョーシェと言っても、現在の時計メーカーでは、プレス加工によって再現しているメーカーも多く存在します。このような中、<クロノスイス>では、職人が自らギョーシエマシンを操り彫るという手間にこだわっています。文字盤という小さな世界の中で、このような細かい細工を施せる職人の技術には感嘆するばかりです。
ゴールドの重量感が感じられる文字盤裏側から。玉ねぎ型のリューズとケースのコインエッジもしっかりご覧いただけます。ムーブメントはかつて存在したエニカのキャリバー165を改良したC.122を使用しています。
レギュレーターデザインの文字盤と美しい針、職人によるギョーシェ装飾、<クロノスイス>のこだわりが詰まったこちらの時計、ぜひ店頭でご覧くださいませ。
CHRONOSWISS(クロノスイス )
レギュレーター マニュファクチュール
Ref.:CH1241.1R
自動巻き、18Kレッドゴールド、ケース径:40.0mm、3気圧防水
価格(税別):2,480,500円
銀座三越店 中崎