<ユンハンス>マックス・ビル エディション セット60のご案内

シェルマン銀座三越店では、1020日(水)よりドイツの時計メーカー<ユンハンス>から

発表された世界限定1060セットの「マックス・ビル エディション セット60」を販売いたします。

 

2021年は、ユンハンス創業160周年であると共に、画家・建築家・プロダクトデザイナーとして活躍したマックス・ビルが設計した「ユンハンス バイ マックス・ビル」が発表されて60周年という特別な年にあたります。「マックスビル エディション」と名付けられた限定モデルは毎年発表されていますが、本年は60周年に相応しい内容となっています。

 

ユンハンスは1861年にドイツ南西部のシュヴァルツヴァルト(黒い森)地方の街シュランベルクで創業しました。ドイツ時計というと、今日では東部の街「グラスヒュッテ」に名だたる時計メーカーが林立していることで知られていますが、スイスに近いシュヴァルツヴァルトは、豊かな森林資源によりクロック作りが盛んであった、ドイツ時計のもう1つの生産地です。ユンハンスも当初はクロック製作から始まり、1903年には世界最大の時計メーカーになるなどの隆盛を誇りました。

また、ユンハンスはドイツ初のクォーツ時計を開発、その技術を活かして1972年のミュンヘン・オリンピックで公式タイムキーパーを担当し、世界初のカラー写真判定による1/100秒計測を実現するなど、機械式時計の製作だけに留まらない姿勢を見せるユニークなメーカーでもあります。その技術力は、1990年に世界初の電波時計「MEGA1」を発表したことにも繋がっています。

一方、マックス・ビルはスイス人の画家・建築家・プロダクトデザイナーとして、1919年ドイツのヴァイマールに設立されたデザイン・造形学校「バウハウス」で学び、その流れを汲むウルム造形大学の初代校長を務めた人物です。ユンハンスとの結びつきは1956年にウォールクロックを手掛けたことから始まりました。ちなみにこちらのクロックは、優れたデザイン性から、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で永久収蔵品となっています。今回のモデルの起源となる腕時計は1961年に発表され、「形態は機能に従う」というモノづくりにあたってのバウハウスの理念を忠実に再現するように、針は長く細く時計の目盛りをしっかりと捉え、余計な部分をそぎ落としたダイヤルは視認性を最大限に高めています。設計から60年経ったとは思えないほど普遍性を持つデザインは、マックス・ビルの先見性を感じずにはいられません。

改めて、今回の限定モデルを以下にご紹介いたします。

max bill Regulator Edition(マックス・ビル レギュレーター エディション)

今回一番の注目は、マックス・ビルシリーズで初めてのレギュレーターデザインのこちらのモデルです。時針と秒針のインダイヤルにはマックス・ビルにのみ使われている独自のアラビア数字(「4」の数字にご注目を!)が使われています。分針と秒針のバーインデックスを薄いグレーを基調とすることで、時針のアラビア数字が浮き上がるような巧みなデザインの組み合わせとなっています。

ケース径38mmSS、自動巻き(パワーリザーブ42時間)、3気圧防水

 

max bill MEGA Edition(マックス・ビル メガ)

<ユンハンス>は世界初の電波時計を発表するなど、ヨーロッパの時計メーカーの中でも新技術の開発に積極的に取り組んでいることでも知られています。今回発表のモデルにも電波時計がラインナップされたのは、ユンハンスの進化の歴史を受け継ぐという意味があるのではないでしょうか。これまでの「マックス・ビル」シリーズの電波時計にはないスモールセコンドを備えたダイヤルデザインが大きな特徴です。

ケース径38mmSS、クォーツ(電波時計)、3気圧防水

 

max bill Automatic Edition(マックス・ビル オートマチック)

ドイツのデザイン・造形学校「バウハウス」の創立から100周年を迎えた2019年、そこで学び多大な影響を受けたデザイナーであるマックス・ビルが手がけた「ユンハンス バイ マックス・ビル」は限定モデルを発表しました。すでに完売のモデルですが、その時計のデザインが今回の時計と同じくバーインデックスを基調としていました。異なるのは12時位置にマックス・ビル60周年を祝うように「60」という数字による蓄光マーカーと3時位置の日付窓の色合いです。バウハウスの理念とマックス・ビルとのコラボレーションの歴史に敬意を払ったデザインと言えるでしょう。

ケース径38mmSS、自動巻き(パワーリザーブ38時間)、3気圧防水

 

すべてのモデルに「エディション60」の刻印が入ります。また、針の蓄光やダイヤルのインデックス、

レザーストラップの裏側には、アクセントカラーとしてオレンジが効果的に用いられています。

 

<ユンハンス>マックス・ビル エディション セット60は、シェルマン銀座三越店では1セットのみのご用意です。

ぜひこの機会に店頭へお立ち寄りくださいませ。 

<ユンハンス>マックス・ビル エディション セット60

税込:638,000

世界限定1060セット

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています