MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)
Tourbillon Skylife(トゥールビヨン スカイライフ)
時分針をそれぞれに独立させたレギュレーター式のフライング・トゥールビヨンのご紹介です。時針を3時位置にオフセットすることで、このモデルの特徴である16mmもの大径のトゥールビヨンキャリッジを配することが可能となり、非常にインパクトのあるデザインとなっております。また、6時位置のトゥールビヨンによって消えてしまう25分~35分のミニッツマーカーを、ブランドロゴ下に加え視認性を確保、このモデルの程よいアクセントにもなっております。
3分間で一回転する、ゆったりと動くフライング・トゥールビヨン。懐中時計が主流だった1920年代に、フライング・トゥールビヨンを開発したグラスヒュッテの時計師アルフレッド・ヘルウィッグの調速理論(大型のテンワを持つ場合は、キャリッジの回転速度を遅くしつつ、秒カナを足した方がいい。)を応用し、14.2㎜もの大型の天輪を持たせています。秒表示を9時位置に別に設けているのも、この理論に倣った為です。
175年以上の歴史があるグラスヒュッテ地方の伝統的装飾が施された洋銀製のムーブメント。太目で浅く入れられたストライプが美しい。
ゴールドシャトンやホワイトサファイア製の受石は盛り上がって立体的。もちろんその外周の小さなネジまで、面取りがされ、磨かれています。
段差式天府受けにハンドエングレーブで施された華やかな装飾や、ややヴァイオレットに輝くネジは、洋銀製のムーブメントの色合いとあわさり個性的です。
キャリッジの裏側から見られるトゥールビヨン機構のパーツ。ムーブメントの大きさに対し、このパーツが占める割合を見ただけでも、如何にこのモデルのキャリッジが大きく設けられているかが分かります。
外装(特に自製の針)は勿論のこと、ムーブメント一つひとつのパーツまでも、ルーペでじっくりと見ていただきたいほど、美しく仕上げられております。派手さはないものの、同社ならではの独創性に富み、所有者を日々新たな発見に導くような、しみじみと感じられる魅力に溢れる逸品です。
WWF期間中だからこそ、ご覧いただける特別なモデルを是非、店頭にて実機をご覧ください。
MORITZ GROSSMANN(モリッツグロスマン)
Tourbillon Skylife(トゥールビヨンスカイライフ)
手巻き(Cal.103.0)、18Kホワイトゴールド製ケース、ケース径:44.5㎜、フライング・スリーミニッツ・トゥールビヨン、3気圧防水、約72時間パワーリザーブ
価格(税込):25,850,000円
日本橋三越店 園田