WEMPE
ZEITMEISTER
Moon Phase and Full Calendar
Ref. WM350001
昨年10月に新シリーズとなるアイアンウォーカーシリーズを発売した<WEMPE/ヴェンペ>ですが、他のシリーズも機能性を求めたドイツ時計らしい仕上がりとなっております。今回はその中でもおすすめの「ツァイトマイスター ムーンフェイズ フルカレンダー」をご紹介いたします。
このモデルは月・曜日・日付・月齢と多くの情報を表示しているにも関わらず非常にシンプルで情報がよみとりやすい文字盤となっております。短いポインターデイトとバランスが取れた日付表示のレイアウトは、視線が文字盤中心に集まりやすく効果的なデザインに。質実剛健でドイツらしい時計です。
文字盤上で使われているフォントを見るとブランドロゴ、シリーズ、カレンダー、クロノメーター規格どれもフォントの種類が異なります。ここまでフォントを多用するとデザインをまとめることが難しく思われますが、さり気なく仕上げてくるヴェンペには驚かされます。
万年筆の先端にも似ているドーフィン針。それぞれの針自体に磨き分けを行うことで光の反射を変え、視認性を上げる効果をもたらしています。シンプルな文字盤に立体感を生み出す効果も出ているのではないでしょうか。ドーフィン針と砲弾型インデックスのバランスも抜群です。
サイドから見ると外装にもポリッシュとヘアーラインによる2種類の磨き分けを行うことで立体感を生み出しています。ツァイトマイスターシリーズ全てに同じ仕上げが施されており、このラグからケースに向かって流れる曲線が非常に美しいのでぜひ店頭でも見て頂きたいポイントの一つです。このケースフォルムを指でなぞっていただくと、その「曲線美」を感じていただけることでしょう。
アイアンウォーカー同様こちらの裏蓋にもヴェンペの代名詞の一つである、ドイツクロノメーター検定を行うグラスヒュッテ天文台のレリーフが施されています。
2009年にはドイツの時計専門誌「UHREN-MAGAZINE」において、「GOLDEN-BALANCE」を受賞した実績をもっています。ヴェンペのマネージングディレクターを務めているグンター・トイシャー氏も以前<ドイツ時計らしさ>についてこう触れています。
「ドイツ時計らしさとは、確かな技術と信頼性を兼ね備えた職人技がモノ作りの根底にあるところだと思います。しかも、モノ作りにおいては過度の機能やデザイン要素によって混乱を招くことは絶対ゆるしません。そのモノの本質をシンプルなデザインによって明確にするためです。」
ぜひ、彼らの時計を店頭でお手に取ってご覧くださいませ。
WEMPE
ZEITMEISTER
Moon Phase and Full Calendar
Ref. WM350001
自動巻き、SS、ケース径:42mm、3気圧防水
価格(税込):462,000円
銀座三越店 上野