MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)
パワーリザーブ・ヴィンテージ(Ref.MG-002270)
偉大なドイツ人時計師として歴史的に記憶されるカール・モリッツ・グロスマン。
彼の伝統的な時計作りを受け継ぎ、更なる進化を続けているブランド、【MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)】から、今回は数あるモデルの中でも渾身の作品と感じる一推しのモデル、【パワーリザーブ・ヴィンテージ】をご紹介させて頂きます。
美しい懐中時計を思わせるシルバーのダイヤルには、モリッツ・グロスマンへのリスペクトから1875年当時に使用されていたオリジナルロゴがあしらわれています。
そのロゴの下には細長い2色のバー表示によるパワリザーブインジケーターを備えます。ゼンマイが巻かれると白い部分が増え、ゼンマイが解けていくと青い表示が増えていきます。
そして、何よりダイヤル上で目を惹くのが極細の“針”…
グラスヒュッテは現在11の時計ブランドがひしめき合い、ドイツにおける時計の聖地となっていますが、この11ブランドのうち唯一、時計の針を自製しているブランドがモリッツ・グロスマンなのです。
パワーリザーブ・ヴィンテージに使用される針は分針の最も細い部分で0.1㎜、さらに秒針の最も細い部分はわずか0.05㎜…。
この針を手仕上げで1本1本削り出し、焼き戻しが施されます。何と繊細な技!
私はこの針を見ているだけで鳥肌が立ちます。針職人の意地とプライドを感じずにはいられません。
ケースバック側からは美しく完璧に仕上げが施された自社キャリバー100.2を眺めることが出来ます。
ジャーマンシルバー製3分の2メインプレートに幅広いリブストライプ模様、3段のサンバースト仕上げがなされた角穴車と、一見お決まりのグラスヒュッテ様式を踏襲しているかのようですが、そのどれもがモリッツ・グロスマンならではの拘りを込めた、時計界随一と言って過言ではない仕上がりになっています。
テンプの受け、ガンギ車の受けに隙間なく施されたハンドエングレーブも大変美しい。
14.2㎜もの大口径のテンプがロービートを刻む様子を眺めていると優雅にゆっくりと時が流れるように感じます。
11月4日から始まる伊勢丹2020ジュエリー&ウォッチ期間中、店頭にこちらのモデルをご用意いたします。
是非お手に取ってご確認頂きたいと思います。
MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)
パワーリザーブ・ヴィンテージ
手巻き、18Kホワイトゴールド、ケース径:41㎜
価格(税込):6,050,000円
伊勢丹新宿店 林