KUDOKE(クドケ) SKULL Limited Edition

独立時計師であり彫金師でもあるステファン・クドケ氏のブランド〈KUDOKE〉。
前々回のKUDOKE1に続き今回はKUDOKEの中でも異質の時計SKULLのご紹介です。

スケルトン文字盤を用いて表現することが多いKUDOKEの時計の中で異質なのがこのスターリングシルバーに直接エングレービングを施した文字盤。
スカルが浮かび上がって見える浮き彫り(レリーフ彫刻)はマイクロスコープをのぞき込みながら彫り進めます。

一般的にレリーフ彫刻は通常の彫刻より難易度があがります。
特に時計の文字盤のような限られた厚みの中では深く彫る事ができずその分、陰影を表現することが困難です。
その条件下で微妙な高低差をつけ、スカルの陰影をしっかりと表現できるクドケ氏の技術力の高さをあらためてこの時計から感じます。

目や側頭部のヒビなど微細な部分もブラックロジウムメッキを施すことで陰影をつけ、よりリアルな仕上がりとなっています。
骨モチーフ針はデザインとしてもユニーク。その立体感や質感にもこだわりが垣間見えます。

シェルマン伊勢丹新宿店では9/2(水)~9/15(火)まで〈KUDOKE フェアー〉を開催いたします。全てハンドメイドにこだわったKUDOKEのコレクションをぜひ店頭でご覧ください。

KUDOKE(クドケ)
SKULL Limited Edition
自動巻き、ステンレス、ケース径:38mm、防水性:5気圧防水
価格(税込):770,000円

伊勢丹新宿店 細谷

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています