HABRING2(ハブリング2)
Felix レギュラーモデル 12時 黒文字
過去にランゲ&ゾーネ、IWCで技術顧問を務めていたリチャード・ハブリング氏。
2004年に独立時計師として妻のマリア・クリスティナと「ハブリング2」を故郷であるオーストリアで立ち上げました。
今回ご紹介する時計は、初めて自社キャリバーを使ったモデルになります。その顔つきはシンプルで「どんな服装に合わせようか」とわくわくしてくるのは私だけでしょうか。
シンプルな仕上げのムーブメントはハブリング氏による機械式時計への拘りがつまっています。かつて「時計の精度をいかに高めるか」時計師たちがしのぎを削っていた時代、装飾性よりも精度向上の改善に手間を惜しみませんでした。彼が手掛ける時計にも装飾を省いたうえできれいに仕上げ、精度を高めるというその想いが込められているのです。
ケースはポリッシュとヘアーライン仕上げを組み合わせることで、見る角度で表情が変わります。直径38.5mmの厚さ7㎜というサイズ感も持ち主を選びません。
ぜひ店頭で見ていただきたいポイントはベゼルの傾斜とその太さ。横から見た際に他の時計と比較すると結構違います。シンプルな時計ですが知れば知るほど深く計算された時計だと感じていただけることでしょう。
スイスのジュネーブにて毎年11月に行われる時計の祭典「ジュネーブ時計グランプリ(GPHG)」では2015年に「小さな針賞」を受賞。通算4回もの受賞歴のある独立時計師は彼ともう一人しかいません。シンプルな時計だけではない拘りが世界的にも高く評価されています。
年間生産本数は200本前後と少ないからこそ、ぜひこだわりの一品としてご自身の相棒に選んでいただきたい1本です。
HABRING2(ハブリング2)
Felix レギュラーモデル 12時BK
手巻き、SS、ケース径:38.50mm、3気圧防水、
価格:825,000円(税込)
銀座三越店 上野