KUDOKE
KUDOKE2 WHITE
2007年に独立時計師ステファン・クドケ氏がスタートした<KUDOKE>。スケルトン加工と彫金を施した「クンストヴェルク(ドイツ語で芸術品の意味を持つ)」と、自社製ムーブメントを搭載した「ハンドヴェルク(ドイツ語で手工業の意味を持つ)」の2つのコレクションがあります。
今回は、ハンドヴェルクの中から2019年にジュネーブ ウォッチ グランプリを受賞した「KUDOKE2」をご紹介致します。
まず目を惹くのは、太陽と月のモチーフが施されたスカイディスク(24時間計)です。このディスクは針と連動して時計回りに回転し、月側にある三角のマークによって、午前と午後を読み取ることができます。
ドーム状のディスクには、モチーフを際立たせるために、浮き彫りのような手法が用いられています。立体物に彫り込む作業は非常に難しく、美しさと温かみが共存する仕上げには、クドケ氏の技術と魅力が十二分に詰まっています。もちろん手作業によるため、ひとつとして同じものはありません。
‟インフィニティ・ハンド”と名付けた時針と、中腹をしぼった分針の組み合わせは、独自性があり印象的です。ブルースチールの針ときらめくような白文字盤の相性はよく、個性的ながらもクラシックな印象を持つ為、様々なシーンでご活用いただけるのではないでしょうか。
自社ムーブメントの「カリバー1」は、クドケ氏が所有する19世紀のイギリスの懐中時計からインスパイアを受けて作られたものです。地板に施される梨地仕上げは、機械で一気に仕上げるのではなく、細かい石を混ぜたオイルにムーブメントを浸し、あまり力を入れずに指で擦り上げることで生まれます。その日の気温や天候によって、完成度にバラつきがあり、時には何時間も擦り続けることもあるそうです。
テンプ受けのブリッジの彫金も非常に立体的で美しく、手工業を謳う「ハンドヴェルク」の名に相応しい仕上がりとなっています。ぜひ実物を店頭でご覧下さいませ。
*2023年2月1日より価格改定がございます。詳細につきましてはスタッフまでお問い合わせください。
KUDOKE
KUDOKE2 WHITE
手巻き(Kaliber 1-24H)、パワーリザーブ:46時間、SS、ケース径:39.0mm、5気圧防水
税込価格:1,320,000円 ※2023年1月現在
銀座三越店 上野