FREDERIQUE CONSTANT
Heart Beat Manufacture
Ref.FC-945MC4H6

1988年にスイスで設立された<フレデリック・コンスタント>は、1994年に世界初のオープンダイヤルウォッチ、ハートビートを発表しました。ハートビートとは文字盤に窓を設け、ムーブメントの心臓部分であるテンプを鑑賞できるようにした機構を指します。今回は初代ハートビートを発表してから20年周年という節目に誕生した「ハートビート マニュファクチュール」をご紹介します。

 

写真は同メーカーのハートビートの比較となります。左は今回ご紹介する自社ムーブメントFC945を搭載した「ハートビート マニュファクチュール」、右は汎用ムーブメントを採用したモデルです。FC945はハートビートの位置と見せ方にこだわり設計されました。テンプは文字盤側に近く、前をさえぎるパーツがないので、迫力ある動きを余すことなく鑑賞できます。お手に取って見比べていただきたいポイントです。

 

ハートビートの他にも、日付やムーンフェイズ、24時間計といった機能や、中央のクルドパリと5時方向のコートドジュネーブのようなスイスの伝統的な装飾によって、見ごたえのある文字盤となっております。

 

文字盤のインデックスの見せ方にもこだわりが見られます。数字や文字などはギョーシェの溝の上でもにじんでいません。これはギョーシェが施された文字盤の上に、透明な薄板をセットし、そこにインクでスタンプしているためです。この技術はインデックスのフォルムをはっきりさせるだけでなく、文字盤に立体感をもたらしています。

「ハートビート マニュファクチュール」は2014年に発表されて以来、同メーカーの代表作の1つとして紹介され続けている完成度の高い作品です。見せ方にこだわったハートビートを、ぜひ店頭でご覧ください。

 

FREDERIQUE CONSTANT
Heart Beat Manufacture
Ref.FC-945MC4H6

自動巻き(FC-945)、パワーリザーブ:約42時間、日付、ムーンフェイズ、24時間針、ハートビート、SS、ケース径:42.0mm、防水性:5気圧
価格:814,000円(税込)*2022年9月現在

 

銀座三越店 小林

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています