RAYMOND WEIL(レイモンド・ウェイル)
マエストロ オープンワークアンドムーンフェイズ
2240-STC-JO0655
<レイモンド・ウェイル>は1990年代に「パルシファル」や「タンゴ」など発売し一世を風靡したスイスのブランドです。時計愛好家の方々からすると懐かしいブランド名ではないでしょうか?今回は私自身も使用して1年になる当モデルをご紹介します。
まず全体の印象として、ローマンインデックスにブレゲ針、そして文字盤中央に施されたギヨシェ彫りとクラシックな意匠の当モデルですが、とても気に入っている点があります。それは「ムーンフェイズ表示」がありながら「日付表示」がないことです。
この時計を使っていると帰り道にお月さまをみて月齢から日付を読み取ってみようかな?今日の月の形は?と空を見上げることが増えました。現代社会ではスマートフォンやタブレットの使用から手元をみることが多いと思いますが、空を見上げるつかの間の時間が小粋だな、などと感じながら日々愛用しています。
オープンワークと呼ばれるダイヤル上の開いた穴からは時計の内部をみることが出来ます。見えるのは、時計の心臓部にも例えられる「テンプ」部分です。時計の動きに合わせて常に動き続けるため、針を見るつもりでもついついテンプの動きに魅入ってしまいます。
レイモンド・ウェイルのオープンワークモデルは写真のように枠のフチに勾玉のようなプレートがすべてのモデルに取り付けられております。デザイン性もさることながらテンプ受けを隠すために取り付けられたのではないかと推察しています。
ムーンディスクは月、星ともに立体感を持たせており、外周にあしらわれたシルバーリングがムーンフェイズを強調しています。針と数字を表すインデックスは青で統一され、シルバーの文字盤と青のコントラストが清潔感を感じさせるので個人的にポイントが高いです。
また、アズラージュと呼ばれるアナログレコード盤のような溝に、ぷっくりと丸み帯びたインデックスが綺麗に配置されることで、見る角度によって違う表情を楽しめます。
ただいま銀座三越店では来年の1月12日までレイモンド・ウェイルフェアを開催しております。ぜひレイモンド・ウェイルが手掛ける時計を店頭で一度ご覧くださいませ。
RAYMOND WEIL(レイモンド・ウェイル)
マエストロ オープンワークアンドムーンフェイズ
2240-STC-JO0655
自動巻き、SS、ケース径:39.5mm、5気圧防水
銀座三越店 上野