REGULATOR MANUFACTURE
CH-1243.1
1983年にゲルト・ラング氏がドイツで創業し、現在ではスイスの古都ルツェルンに本社を構える時計メーカー<クロノスイス>。代表作「レギュレーター マニュファクチュール」をご紹介いたします。
2代目オーナーであるオリバー・エブシュタイン氏によって、2012年に設立されたルツェルンのアトリエには、エナメル焼成装置や手動ギョーシェ旋盤などが取り揃えられ、熟練した少数精鋭の時計職人たちによって、伝統的手法による時計作りが受け継がれています。
時・分・秒の針が独立して位置するレギュレーター機構は、クロノスイスのファーストモデルでも採用されており、ブランドのアイコン的な存在です。現在ではカラフルなカラーリングや、立体的な文字盤などのバリエーションを増やし、様々なタイプをラインナップしております。
最大の魅力は、100年以上前に作られた手動旋盤機を用いて、文字盤いっぱいに施されたギョーシェです。それぞれの針に近づくにつれて細かくなっていく彫りは、プレス加工では難く、刃で切削するからこそ生れる芸術です。この緻密な彫りはぜひお手に取ってルーペでご覧いただきたいポイントです。
ブルースチール針は光の当たり方で黒に近い青から、写真の様に金属の光沢感のある青へ変化します。ハカマ(針の中心部分)は鏡面仕上げとなっており、この質感の違いが立体感を際立たせます。
ケースは大振りな玉ねぎ型のリューズや、コインエッジ、ビス止め式のラグと、いずれも古典的な仕様となっております。
今回ご紹介したモデルは。クロノスイスの中ではオーソドックスなデザインとなっており、まさに同ブランドのレギュレーターの元祖ともいえる作品です。歴史的な逸品をぜひご検討下さい。
CHRONOSWISS
REGULATOR MANUFACTURE
CH-1243.1
自動巻き(C.122)、パワーリザーブ:約40時間
ケース素材:SS、ケースサイズ:40㎜、防水:3気圧
価格:1,039,500円(税込) ※2023年5月現在
銀座三越店 小林