1971年に創業したシェルマンは、その始まりからヴィンテージウォッチのパイオニアとして、また独立時計師の魅力をいち早く発信し続け、2021年に50周年を迎えました。その50周年を記念したモデルの1つとしてスペインのバルセロナに本拠地を構える、独立時計メーカーであるAtelier de Chronométrieとの共同制作となるユニークピース作品をご紹介させて頂きます。

今回のモデルテーマとしては、シェルマンの50周年ということもあり、ヴィンテージの銘品に対して、現在の技術、感性を取り入れて再現する特別なモデルであることを目的に作られました。モデルのモチーフになっているのは、20世紀の象徴的なブラックダイヤルモデルとなります。

ダイヤルは伝統的なドンツェ・カドラン製のグラン・フーのブラックエナメルを使用し、18KYGのバー型のインデックスと、同じく18KYGのドーフィン針をあしらいました。非常に繊細な文字盤にアプライドのインデックスを用いることは難しく、繊細かつ高い技術力が求められます。※ダイヤルの地板は、通常シルバーや銅、真鍮などを使用しますが、今回のモデルは地板にも18KYGを使用することで、より透明感のある深いブラックに仕上がりました。

ケースも18KYGを使用し、37mmと比較的小ぶりなサイズ感を取ることで、過去のタイムピースを思わせる趣があります。ラグには少し段をつけて変化を施し、ベゼル部分は内側にカーブをかけたコンケーブベゼルとなります。

ムーブメントはAdC自社ムーブメントとなるcal,M284を使用。こちらも1940年代ヴィンテージ、天文台クロノメーターを思わせるムーブメントのレイアウトに仕上がっています。現代ではほとんど見られなくなった18KYGとブラックダイヤルの組み合わせは、ヴィンテージでもコンディションの良いものが非常に少なく希少な存在です。

 

 

Atelier de Chronométrie
#31 Shellman 50th anniversary model
(unique peice)

ケース : 18KYG製、キャリバー : M284(手巻式)
ケースサイズ : 37.0(径)mm 、10.0(厚)mm
防水性能 : 1気圧、パワーリザーブ : 約48時間
価格:16,500,000円(税込)

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています