RAYMOND WEIL

MILLÉSIME AUTOMATIC SMALL SECONDS

2930-STC-65001

スイスの時計会社の重役として勤めていたレイモンド・ウェイル氏は、クォーツショックの影響で窮地に陥っていた時計職人たちを救いたいと、1976年に自らの名を冠したウォッチメーカーをスイス・ジュネーブで設立しました。現在では3世代にわたって家族経営が行われており、世界95の国と地域で約3000店舗を展開する時計メーカーへと成長しました。

今回ご紹介する新作は、世界の高級時計の祭典【ジュネーブ ウォッチ グランプリ(GPHG)2023】でチャレンジウォッチ賞を受賞したモデルです。

 

ミレジムはフランス語でヴィンテージを意味します。モデル名通り、1930年代に流行したセクターダイヤルや、フラットベゼル、ボックス型のサファイヤクリスタルを取り入れており、クラシックな雰囲気を持つ作品となっています。

 

セクターダイヤルは中心から広がる放射状のラインと円周を組み合わせ、区切りを形成するデザインです。
区切りは外側から4層になっておりそれぞれ仕上げや色を変えています。
1番外側の部分はレコード状の溝、2層目の「分」の部分は細かい溝となっています。3層目の「時」のトラックのみ色をホワイトにして反射を抑え、中心部分は縦目のサテン仕上げを施しています。

 

文字盤の高さも層により僅かに変えています。外側から1番低いフラットな面。「分」のトラックは内側に向かい高くなり、「時」の部分では中心側が若干低くなるように角度をつけています。この仕上げと高さの違いが文字盤の立体感を生み出しています。

 

現行モデルでは珍しいフラットベゼルと、ボックス型サファイアクリスタルガラスの高低差が、メリハリのあるフォルムを生み出しています。ケースサイドはサテン仕上げと、ポリッシュを組み合わせることで、引き締まった印象のデザインとなっています。

 

ケースバックからは、<レイモンド・ウェイル>のイニシャルを象ったW 字型ローターの動きを鑑賞することができます。

文字盤とケースの随所に見られるこだわりによって、GPHG受賞作品に相応しい出来栄えのミレジム。
ご興味にある方はぜひ店頭でご覧下さい。

バリエーションは、スモールセコンド はご紹介のシルバーの他にブラック、センターセコンドはブラック、ブルー、サーモン、シルバーの4色の文字盤が展開予定です。

 

MILLÉSIME AUTOMATIC SMALL SECONDS

Ref.2930-STC-65001

自動巻き(RW4250)、パワーリザーブ:約38時間

ケース素材:SS、ケース径:39.5mm、厚さ: 10.25mm、防水:5気圧

価格:341,000円(税込) *2023年12月現在

銀座三越店 小林

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています