REGULATOR MANUFACTURE JAPAN LIMITED EDITION

Ref.CH -1243.1-WH Limited to 20

ゲルト・ラング氏によってドイツで創業し、2代目オーナーのオリバー・エブシュタイン氏によってスイスにアトリエを移した<クロノスイス>は今年で設立40周年を迎えました。今回はアニバーサリーモデルとして2023年11 月に発表された「レギュレーター マニュファクチュール日本限定」をご紹介します。

レギュレーターは時・分・秒の針を独立した位置で表示し、分針をより見やすくするための機構です。一般的な時計の時針と分針は1時間に1度が重なりますが、レギュレーターでは12時間で1度しか重なりません。18世紀、時計師はこの機構を搭載した高精度な標準時計を、クロックや懐中時計の精度調整の際に用いていました。

伝統的な手法による時計作りを復活させることを目指したゲルト・ラング氏は、1987年に腕時計としては初めてレギュレーター機構を搭載した量産モデル「Regulateur/レギュレーター」を発表し、以降は同メーカーのアイコン的存在となっています。


ご紹介のモデルは<クロノスイス>が最初に作ったレギュレーターの復刻モデルです。文字盤はラッカーを何層も塗布し、表面を研ぎ上げています。滑らかな質感と美しい艶は、光の当たり方で様々な表情を見せてくれます。

古典的なデザインを好んだゲルト・ラング氏がこだわったベゼル装飾、オニオンリューズ、ビス留め固定のラグなど、同メーカーらしいスタイルが受け継がれています。

ムーヴメントは1990年に同社が発表した初の自動巻レギュレーターウォッチにも搭載されていた「キャリバーC.122」。
<クロノスイス>がストックを独占しているオールドムーブメント「エニカ165」をモデファイしたものです。
6振動のゆったりとしたテンプの動きは、クラシカルなデザインとマッチしています。
ローターとブリッジのコート・ド・ジュネーブや、地板のペルラージュ、美しい歯車やネジなどは仕上げ直されており、見応えのある装飾が愉しめます。

現在、様々なバリエーションを展開しているレギュレーターの元祖の復刻版です。そのような歴史的な逸品を日本限定で制作することを決めた代表のオリバー・エブシュタイン氏を始め、関係者の方々には感謝の念に堪えません 。

REGULATOR MANUFACTURE JAPANESE LIMITED EDITION
Ref.CH -1243.1-WH(Limited to 20)

自動巻き(C.122)
パワーリザーブ:約40時間

ケース素材:SS
ケースサイズ:40㎜
防水:3気圧
日本限定20本
価格:1,485,000円(税込) ※2023年11月現在

 

銀座三越店 小林

シェルマンオフィシャルサイト

1971年にアンティークショップとして創業したシェルマンは、パテック・フィリップをはじめとしたアンティークウォッチの名品の数々や美術工芸品ともいえるアンティークジュエリーを中心に展開してまいりました。
そして現在は、大手メゾンに属さず時計づくりに励む独立時計師のユニークな作品、独自の信念やこだわりを持って製作される現行ブランドの時計、複雑機構を搭載したクォーツ式のオリジナルウォッチの開発・製作など、アンティークの枠を越え、時代や流行を越えて受け継がれる名品をコンセプトに、幅広いジャンルの作品を取り扱っています