〈ヴェンペ〉クロノメーターヴェルケ　トノー

05/29/2021 07/24/2021

新宿・伊勢丹本館店（メンズ）

WEMPE（ヴェンペ）

CHRONOMETER WERKE(クロノメーターヴェルケ)

発祥地ドイツのみならずヨーロッパ圏においてトップリテーラーのひとつであり、時計メーカーでもある〈WEMPE／ヴェンペ〉より、クロノメーターヴェルケ「トノー型手巻きRef.WG04 0012」をご紹介いたします。

歴史ある時計宝飾店であるヴェンペが、自社のオリジナルウォッチ製作復活に際して自社製ムーヴメントを開発しその一作目として発売されたモデル〈WG04〉。トノー型のケースが目を惹くクラシカルなデザインが特徴です。

文字盤はアラビア数字に、外周目盛りとスモールセコンドにレイルウェイミニッツトラックが配置され、1920~1930年代の時計の雰囲気を漂わせています。アールデコの文法に沿ったデザインは視認性も高く、褪せることのない魅力を感じさせてくれます。

ラグ一体型のケースは腕乗せの時に安定感を感じる膨らみがある独特の形状です。ケース裏も緩やかにカーブを描いている為、快適な装着感をもたらしてくれます。これはリテーラーとして多くの高級時計を扱ってきたからこそ感じることができた「顧客目線のモノ作り」を体現し、それを「機能美」へと繋げたヴェンペならではのアプローチと言えます。

搭載する手巻きキャリバーはNOMOS社とのパートナーシップによって開発された〈CW1〉。3/４プレートにゴールドシャトン、丸穴車へのサンバーストなど、伝統的なグラスヒュッテ様式の時計作りを踏襲したレイアウトは見応えがあります。その美しさと共にツインバレルによる80時間のパワーリザーブも魅力の1つ。「お客様に週末外しても大丈夫だったよ」と言ってもらうには48時間では短いと考えたという彼らのこだわりで、ここでもユーザビリティ重視の考えがうかがえます。